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251-1 PAS 不安力動原論

講師

中村有希

目標

現代の多くの臨床処方が不安を遠ざけている。不安を正面から取り上げ治療課題としたのがフロイトであった。精神分析が医療の表舞台から退いた今日、実際には心理療法やカウンセリング、その他、全ての心理相談で対峙する表玄関ともいえる不安を理解する術が失われている。フロイトの心の理解を基軸とする PAS 理論においては、不安は最も重要な変数と見なされている。この不安力動を理解することが本コースの目標である。

内容

「不安」をキーワードに、フロイトの心の理解、心理力動について1から学びたい人のための講座である。
1. 力動論基礎1:個人内の欲動エネルギー展開理論
2. 力動論基礎2:一般システムズ理論の基本概念
3. 力動論基礎3:S-R 理論と揺動の現れ
4. フロイトによる不安発生の力学
5. PAS 理論による不安力動理解:PEA 紐過程理論
6. 不安と自我発達の原理:ストレス症候発達理論
7. 驚愕反応:危機とトラウマ
8. 不安と人格構造(病態水準)
9. 現実不安と神経症不安
10. 不安解消アルゴリズム

テキスト

小谷英文 (2018). 『精神分析的システムズ心理療法―人は変われるー』 PAS 心理教育研究所出版部.

対象

現任の公認心理師、臨床心理士、精神科医、看護師、CNS、心理職を目指す大学院生

日程

第 3 水曜日 19:00-20:45 全 10 回
5/21, 6/18, 7/16, 9/17, 10/15, 11/19, 12/17, 2026/1/21, 2/18, 3/18

料金

93,000 円(税込)

定員

15 名