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252-2 量子力学的介入分析

講師

小谷英文

目標

事後性の力動介入ではなく、過去も現在も未来も重ね合わせてある今ここの時間空間に、時間を無くすかの如くの準静的過程の力動展開を図る精神分析的システムズ心理療法の量子力学的介入技法を習得することを目的とし、基本型をもとに変化の瞬間の覚知と介入技術の習得を第一目標とする。

内容

演習
面接展開の詰まった場面を取り出すインシデント法により、その時その場で「どうするか」を明確に展開し、クライアントとセラピスト両者のデュアル抵抗を解く演習を重ねる。具体的には、詰将棋の逆展開、すなわち詰められて身動きできなくなった王将を解き放つ介入の練習を重ねる。
演習手順
1. ケースフォーミュレーション・インシデント逐語(数行)の呈示
2. シナリオ・ロールプレイ
3. 平衡力学と動力学のノーダル・ポイントの同定
4. 一拍子打ちからの面接展開の検討;基本型による実技演習
*精神分析的システムズ心理療法固有の面接技法の習得はここから始まり、この技法習得の終わりのない臨床アート錬磨の過程となる。PAS 心理療法を学ぼうとするのであれば初心者も歓迎。

テキスト

小谷英文 (2023). 『そのときどうする』 PAS 心理教育研究所出版部.
小谷英文 (2018). 『精神分析的システムズ心理療法―人は変われるー』 PAS 心理教育研究所出版部.
小谷英文 (2022). 『ケースフォーミュレーション:困難患者の臨床と研究の基軸』 PAS 心理教育研究所出版部.

対象

臨床心理士、精神看護 CNS、精神科医

受講資格: 臨床実践事例を有していること。

日程

第 4 木曜日 18:45-20:30 全 10 回
5/22, 6/26, 7/24, 9/25, 10/23, 11/27, 12/25, 2026/1/22, 2/26, 3/26

料金

93,000 円(税込)

定員

20 名