日本ではいまだ、カウンセリングやサイコセラピィというと、心が傷ついた人が受けるものだとか、メンタルが弱い人が行くものだとかいう偏見が、残念ながら根強くあるようです。
欧米ではもうずいぶん昔から、国のトップや企業のトップ、芸術家やスポーツ選手、学生や子どもにいたるまで、心の働きのチェックを受けたり、メンテナンスをしたりすることはごくごくあたりまえのことになっています。
身体に不調があれば病院やクリニックを受診することは自然なことですし、身体が疲れているときにマッサージや整体を受けることもまた、むしろ推奨されていることのようです。美容院やネイルケアサロン、エステに通うなど、さらに磨きをかけるために心を砕くことも、馴染み深いことではないでしょうか。
身体とおなじように、わたしたちはだれでも、心というものを持っています。自分や大事な人の心がいったいどんな風に動いているのか、どういう性質を持っているのか、あるいは今どんな状態なのか、関心はありませんか?
自分の心とゆったりと付き合う時間、空間を持ってみたら、これから先、自分の心をどう育てていきたいか、ここをもっと強くしたいとか、柔らかくしたいとか、希望が出てくるかもしれません。大事な人のことがもっとよくわかるようになったら、心と心でどう付き合っていきたいか、思いをめぐらすこともできるようになるでしょう。
心に関心のある方、心ってなんだろう?と思った方、どなたでもいらしてください。いつでも市民スクールの扉はあなたのために開いています。