数年単位の継続的な訓練を通して、精神分析的心理療法・集団精神療法の理論・技法を学び、確実に実践できる技術・態度を習得するための訓練プログラムです。当スクールの特徴は、講義に加えて少人数クラスでの徹底した演習によって、厳しくも充実した訓練を受けることができる点にあります。バラバラな継ぎ接ぎの学習ではなく、一貫した理論背景に基づく体系的訓練を希望している方に適しています。
1. 当研究所の臨床スタッフとして、実際の臨床活動に携わりながら訓練を進めます。ケースを持ち、スーパーヴィジョンを受け、臨床実践の体験から学ぶことができます。
2. 自身の関心からプログラムを企画・運営し、技術・技法開発を進めることが可能です。また、倫理規定に則り研究活動を行なうこともできます。
3. 臨床スタッフ・訓練生が経験年数を問わず一同に会し、理論学習や実習を行います。熟練したセラピスト達と共に働き訓練することを通して、ファカルティ・レベルのセラピストの技術・態度を肌で体感しながら学ぶことができます。
3 年間で、精神分析的個人心理療法の技法・事例研究法・精神分析的集団心理療法の基礎技法の習得を目指すコースです。米国のPsy.D. トレーニング・プログラムに準ずるレベルの訓練を提供します。
この基本訓練をもとに、さらに精神分析ベースの認知行動療法やカウンセリング、スポーツコーチング、リーダーシップコーチング、ビジネスエリートのためのエグゼクティブコーチング、発達支援カウンセリング、精神看護、力動的精神科面接法、精神分析的システムズ心理療法を追究していくことができます。
訓練時間
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毎週月曜19:00 - 21:00 理論講義
毎週金曜14:00 - 21:00 技法演習・臨床実践・スーパーヴィジョン
その他、別途定められた日程の集中研修プログラムへの参加や、PAS 心理教育研究所の開所時間内の臨床実践(インテークや個人心理療法の担当、各種プログラムのセラピスト体験など)、単発プログラムへの参加など。
授業料
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年間792,000 円(税込・分割払い可能)
本科生は、センターで開講されるほぼ全ての単発プログラムを無料で受講できます。
修了後の進路
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本科課程修了者には、修了証を発行致します。
本科課程修了後、希望者は、所定の研究/研修手続き※1によって臨床科・専攻科コースへの進学ができます。
また、研究員として当研究所に所属し、引き続き臨床実践や研究に携わることができます。
※1 本科課程修了論文の規定による。臨床科:事例報告論文 専攻科:事例研究論文が論文審査をパスすることを条件とする。
本科課程修了者がさらなる臨床訓練を積むコースです。
詳細はお問い合わせください。
Post-Doctoral 研修・研究コース(半年〜)
心理療法関連領域の学位(博士)を有し、その領域において実践・研究の実績を積んだ者が、精神分析的システムズ心理療法の技法習得、あるいは特定の研究を遂行するためのコースです。本科および卒後研修センターで開講される科目を自由に選択履修し、指導ファカルティによるスーパーヴィジョンのもと年間研修計画もしくは研究目標を定めて、研修・研究を進めます。
研修費
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期間
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研修・研究目標の達成まで。1 年ごとに在籍更新とする。遠方や海外居住などの事情により、半年単位の在籍も認める。
半期の研修費
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396,000 円(税込)
センターで開講されるほぼ全てのプログラムを無料で受講できます。
応募資格
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1. 心理療法関連領域の学位(文学博士、心理学博士、医学博士、教育学博士、Ph.D.、Psy.D. など)を有すること。
2. 心理療法関連の臨床実務経験を5 年以上有すること。
3. 学術業績レフェリー付オリジナル論文を5 点以上有すること。テキスト以外の専門単著は、レフェリー付きオリジナル論文3 点とみなす。