PROFESSIONALS TRAINING専門家向け研修
241-1 PAS不安力動原論
講師 |
中村有希 |
概要 |
現代の多くの臨床処方が不安を遠ざけている。不安を正面から取り上げ治療課題としたのがフロイトであった。精神分析が医療の表舞台から退いた今日、実際には心理療法やカウンセリング、そのほか全ての心理相談で対峙する表玄関ともいえる不安を理解する術が失われている。フロイトの心の理解を基軸とするPAS理論においては、不安は最も重要な変数と見なされている。この不安力動を理解することが本コースの目標である。 |
241-2 不安面接法*オンラインのみ
講師 |
小谷英文 |
概要 |
カウンセリングや心理療法は、最初の数回が勝負である。実践の場では、数回、昨今では1,2回で中断も珍しくない。それは不安が無視されるためだと言い切ってもよい。現代のカウンセリングや心理療法では、最初の面接で適切な不安対応がなされないと、後の展開はない。不安を捉え、不安の奥にある新しい自分の粒を見つけると、不安は自分の味方になる。熟練したセラピストや組織のトップ、そしてトップアスリートはその秘密を知っている。その秘密を体験的に学び、自分の臨床の入り口を明るくしよう。 |
241-3 心理臨床の基礎訓練Ⅰ・Ⅱ:応答構成法・メンタライゼーション
講師 |
吉田 愛 |
概要 |
Ⅰ:セラピストおよびカウンセラーとして自分と相手に関心を持って会う姿勢、および臨床的態度を身につける。また、自分の応答の癖(今の自分の面接技術)をつかみ、面接場面における自分と相手の精神過程をたどれるようになる。具体的には、応答構成マトリックスを使えるようになることを目指す。
Ⅱ:理論学習及び今持っている技術を実践しながら、専門家としての臨床的態度および、カウンセリング及び心理療法の技法を磨く。具体的には、応答構成における応答のバリエーションを増やす、またメンタライジング技法を身につける。 |
241-4 ガイダンスとカウンセリングの基礎*オンライン対応
講師 |
花井俊紀 |
概要 |
ガイダンスおよびカウンセリング心理学の歴史的展開と系譜、現代の位置付けを理解し、実践技法を学ぶ基礎となる理論を身につけることを目標とする。 |
241-5 心理療法の基礎*オンライン対応
講師 |
中村有希 |
概要 |
ヒステリー研究を軸に、心理療法が成立するに至った臨床心理学の系譜を辿りながら、心理療法成立の過程、カウンセリングと心理療法の違い、心理療法を学ぶ上で欠かせない基礎概念と理論(局所論・構造論・発達論)を学ぶ。事例を交えた講義を展開する。遠隔からのオンライン受講可能。これから心理療法を習得したい専門家向けの基礎講座である。 |
241-6 事例演習基礎
講師 |
花井俊紀 |
概要 |
臨床心理学における事例とは、本来危機状況の「人」と向かい合い、つまり1対1で死の床に侍り、自分と相手と1対1で徹底して相手を理解するということを意味する。目に見えない心だからこそ、その理解は科学的になされる必要がある。本クラスは、臨床家や相談者が、個々一人一人の人とどのように向かい合うことができるのか、事例理解とはどういうことなのか、科学的に人を理解するとはどういうことか、を理解することを目標とする。基礎クラスとして、ケースフォーミュレーションの汎用フォーマット2W1Hを書けるようになることを目指す。 |
241-7 オンラインPAS道場*オンラインのみ
講師 |
小谷英文 |
概要 |
精神分析的システムズ心理療法(PASカウンセリング/心理療法/セルフケア・セラピィ)の技術錬磨を進め技法を身体化することを目標とする。 |
241-8 オンライン心の相談*オンラインのみ
講師 |
小谷英文 |
概要 |
さまざまな病気の素になり、ハイパフォーマンスの素にもなる「不安」と「不適応(適応障害)」に関わる心の働きを理解し、どのような相手でも心の相談の口火を開き、相談に乗ることができるようになること。相談を受けながら詰まった場面を展開のチャンスにする力をつけること。 |
241-9 教育分析グループ
講師 |
髭 香代子 |
概要 |
同じ心理職・対人援助職として働く同僚グループの力を使いながら、心理職・対人援助職として働く自分と率直に向き合い、自分の特徴、目標を明確にし、課題を越えていくこと。 |
241-10 心理職・対人援助職アイデンティティ・グループ
講師 |
髭 香代子 |
概要 |
心理職・対人援助職としての自分のアイデンティティを確かめ、ありたい臨床家像を追求すること。 |
CONTACT
お気軽にお問い合わせください
お電話でのお問い合わせ
03-6407-8202
受付時間:月〜木 14:00〜18:00 金 16:00〜18:00